2023年6月 日能研全国テスト(小4)難易度・自己採点結果 Vol.139

合格不合格 公開テスト 結果

この記事でわかること
・23年6月 日能研無料の公開模試”全国テスト”の難易度、出題内容


23年6月に実施されました、日能研 全国テスト(無料)小4 を受けてきました。日能研の全国テストは思い入れが強く、ちょうど1年前こちらのテストを受けたことを皮切りに、公開模試の活用が始まり、現在の中学受験を目指す、という状況に繋がっています。また、日能研の指導方針なども共感できる点が多く、ただただ合格実績を上げることが目標ではなく、学ぶことへ前向きな姿勢を育んでくれる塾だと感じています。

前置きはこれくらいにして、早速ですが、全国テストの振り返りを行っていきます。

自己採点結果

早速ですが、自己採点結果です。試験時間は各40分です。

国語:126点/150点
算数:127点/150点

総じて良く出来ていたと思います。小さなミスはいくつかありましたが、これまでに比べてケアレスミスの数は少なかったので、慎重さ・丁寧さ、は改善されていると思います。先日のenaの適性検査模試Ⅱでも四則演算のケアレスミスはなかったので、毎日の一行計算演習が生きているのかもしれません。

国語 126点/150点

大問3つの構成です。大問1で漢字10問*4点=40点分あります。小問で、3つの条件を含む想像の島を書かせ、またそこでどのようなことをしたいか、という自由記述問題です。明確な学年の基準はないのかもしれませんが、小3時代と比較すると、自由記述の中にも条件が付与されるようになったことかと思います。採点基準は、当然、その条件をすべて満たしているか、が満点の最低ラインになるかと思います。

大問2は読解問題で、エッセイにカテゴリーされるでしょうか、文量は1800字程度です。大問3も同じ著書からの出題で、そちらは文量2000字程度でした。国語として問題文などすべてを含めると、5000〜5500字程度だと思います。やはり文章を読み進める力は必須になっています。

大問2のハイライトは小問4で、新聞から本文テーマに関連する文書を新たに提示し、本文とその文を関連付けて解答させる問題がありました。文字数的には30文字以内でしたが、長男はこれが全くの白紙でした。読解力、テーマへの気づき、(回答に)集約する力、など総合的な力が試される良問だと思いました。

大問3は文量が多いですが、丁寧に読み進めることが出来れば、問題自体は難しくありません。ただ、文量に圧倒され読み諦めてしまう子やエッセイが苦手な子などは、出題分の理解が浅くなり、平易な問いではありますが、答えに窮する問題だと思いました。文書理解に関わる記述問題は1つで、本文中では2つに分かれている場所を30字以内でまとめれば正解、という問題でした。長男は1箇所からの抜き出しでしたので、△配点としました。

算数 127点/150点

大問5つの構成でした。大問1はシンプルな計算問題7つ*6点=42点の配点です。大問2は文章問題ではありますが、文章の内容をつかめれば、単純な四則演算で解ける問題です。計算の難易度としては、大問1より平易ですが、文章を読むのが苦手な子だと躓く問題だと思います。

大問3はコンパスを使った円の問題です。ただ、円周や面積と言った問題ではなく、コンパスで同一の半径の円をいくつも書いたら、どうなりますか?、と言った問題です。ここでは日能研らしい問題として、このような条件で書いた図形から読み取れること・分かること・気づくこと、を自由に書かせる問題がありました。長男は、ここで1つ問われていることから逸脱した回答をしてしまい、バツと採点しています。分かること・気づくことなので、なんでも良いような気がしますが、「(この図形は)このような条件で書かれています」と、与えられた図形の条件の説明を回答にしていました。

大問4はグラフの読み取りです。グラフの読み取りと言っても、気温の変化や割合を答える問題ではありません。2つのグラフの長所・短所を考えて書かせる問題です。社会人でも、時々、そのプレゼンのグラフ分かり難いよね!、と指摘したくなるグラフがあると思います。ただ、本当にそのような実践的な意味を持った問題でした。

大問5は虫食い四則演算でした。Z会の問題集で良く出る問題で長男は得意としており、すらすら解けたようです。四則演算と言いつつも、長男は大問1や2の方がミスをしやすいです。そういう意味では、ひとえに四則演算と言いつつも子供の得意不得意を親や塾の先生が理解することはとても大事だと思います。

所感

諸事情あって、問題を読み進めながらの採点ではなく、答案のみで採点を進めていったため、前回より点数が悪かったので少し不安になりましたが、問題のレベルが上がっているのだと思いました。受験者層の変化も予想されます(*)が、平均点は国語105点、算数95点と予想をします。明確に学年が上がったためか、6月という季節要因(3年生は6月が一番難しかった)か、分かりませんが一段と難しかったと感じるテストでした。
(*):小4から有料の全国公開模試が2か月に1回実施されるため、日能研生は無料の全国テストを受験しなくなる。

正式な結果は明日の夜に公開となりますので、そこでは受験者数、平均点、実際の採点などに触れて行きたいと思います。模試はすべて学力のために、と考えます。しっかり復習して子供の血肉にしていきましょう。

このサイトでは、自宅学習による学力向上を応援しています。
無料の資料請求が出来ますので、良ければ此方から取り寄せてみて下さい。

小1からお世話になっているZ会



自宅学習の基礎となったベネッセ



SAPIXメソッドの詰まった幼児教材



マイクラで遊びながら学ぶプログラミング



タブレットで隙間時間を活用スマイルゼミ


コメント

タイトルとURLをコピーしました