子供のほめ方 絶対評価?相対評価? Vol.110

ハテナ 子育てへの考え方

この記事でわかること
・子供を褒めるときに絶対評価?相対評価?


褒めるときだけでなく、叱るときなど絶対評価でしますか?相対評価にしますか?もちろん事象によって異なりますので、お手伝いなどで+αのアクションをしてくれた場合には、他と比較するとかではなく、+αという事で絶対評価的に褒めると思いますし、逆に悪事などの善悪がハッキリしている場合は相対的に考え、叱責することは少ないと思います。

絶対評価・相対評価という観点で言えば、本ブログの中心にある子供の学力や、スポーツ(個人競技が多い)など、成績が明らかになる事象における評価基準として使い分けがされると思います。

今回このテーマを思いついたのは、先日3連発で投じた模試結果について子供と共有したのですが、親の期待した反応と子供の反応が違ったので、子育てや子供の動機付けの観点で1つ考えるきっかけになればと思いました。

相対評価で育ってきた

成績表(特に出来の良かった日能研)を見せながら良くできたね、偏差値ってこういう指標で、この結果は凄いことだと褒めたのですが、子供は殆ど興味のない様子。

私としては、過去イチで良い結果でしたので、これまでの努力が成果に繋がっていると実感し、引き続き勉強へのモチベーションにつなげて貰いたいと思っていました。また、私自身を振り返っても、スポーツはライバルがいる中で上か下か、また中高の勉強においても所定の集団の中でどのような位置づけにあって、それが改善されたか・悪化したか、という事をモチベーションにしていました。

ただ、息子にこの辺りを話ししても本当に興味がない様子。実は今回だけではなく、以前のテストでも親の期待値を上回っていますので、殆ど褒めて来たのですが、反応がとても薄い。何なら、成績表見る?と聞いても、「別に見たくない。85点のテストでしょ?」と、何でもよいという感じでした。

最近になり中学受験をする、と言い出したり、〇×中学って難しいんでしょ?など、中学受験に対して前向きになってきたので反応も変わるかな、と思っていたのですが、変わらなかったです。

絶対評価を意識している

話をする中で、長男はまだ精神的に幼いために相対的な評価を受け止めにくい、あるいは、テストで兎に角高得点を取りたいと思っていると感じました。

全体での位置づけを話してもピンとせず、「140点(150点満点)なら、まぁいいんじゃない」「(問題が難しくて平均点が低いので、偏差値がとても高いと言っても)けど、120点(150点満点)だからね~」、逆に振るわなかったテストの話でも、「あれだけ間違えているから仕方ない」と、他者との位置づけより点数が取れたか否か、本人が満足するレベルだったか否か、という事を強く意識しているのだとわかりました。

そのため、これからはあまり他者との比較(=偏差値)は止めようと思いました。ゆくゆくは誰もが相対評価の中で判断し・判断され、結果が残り、場合には悔しい思いをするようになります。これは絶対に避けては通れない道です。ただ、現状長男は、相対的な評価が受け止められないという幼さとともに、親が思っている以上にテストで高い点数を取りたい、という意識があるのだなと理解し、中途半端な相対評価で褒めたり、叱ったりはしないようにしようと思います。

のんびり屋の長男と親が思っているように、周りとの位置関係への意識が薄いな、とは思いますが、親が思っている以上に学習意欲や知識への探求は強いのかもしれないと分かりました。同じ学年でも〇〇中学行くんだ!と宣言し、それをモチベーションに勉強している子も周りにいます。ただ、長男の考え方・意識も決して間違ったものではないと思いますので、そこを長所と認識して、褒めたり・叱ったり、効果的な子育てにつなげて行きたいと思います。

記憶が残る限り殆ど相対評価で評価されてきた、自己評価してきたので、今回の気づきは目から鱗で、考えさせられました。親としては先日の結果が望外ですごい、と思い喜んだのですが、子供の白けた反応に拍子抜けでした。

このサイトでは、自宅学習による学力向上を応援しています。
無料の資料請求が出来ますので、良ければ此方から取り寄せてみて下さい。

小1からお世話になっているZ会



自宅学習の基礎となったベネッセ



SAPIXメソッドの詰まった幼児教材



マイクラで遊びながら学ぶプログラミング



タブレットで隙間時間を活用スマイルゼミ


コメント

タイトルとURLをコピーしました