・この記事でわかること
進学塾enaが主催する都私立中判定模試について
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小4 9月に早稲アカ生になって以降、機会が減っていた野良受験ですが、9月初のサピックスオープンに続き、進学塾enaの都私立中判定模試(小5)の機会を頂けたので挑戦してきました。
enaはサピックス、早稲アカ・四谷大塚、日能研とは一線を画し、都立中・都立校を第一目標とする塾であります。特に都立中高一貫校への合格実績は素晴らしく、他塾を圧倒します。そのため、中受未経験で、子供とともに中受の知識を深めてきた私にとって、適性検査型模試に特に秀でた塾という認識でした。
しかし、今回から都私立中判定模試という形を新たに取ることになりました。その背景は予想の域を脱しませんが、①受験生・受験生家庭の事情、②塾の成長先模索、の両要素がマッチしたものだと思います。私も初めてenaの適性検査型模試を受験後に、校舎長さんと面談したときに、都立中一本で進める難しさを感じました。一方で、経済面、中高生活(ex. 土曜日の扱い)では都立中高一貫校の方が良いかなと考えており、都立・私立のpros/consはまさに一長一短だと今でも考えています。
話はそれましたが、今回enaが初めて、都立中&私立中、共に判定できる模試、という形で今回の模試が設定されましたのでチャレンジしてきました。両方の結果が得られる、というのは一挙両得で嬉しいことではありますが、一方で、結果の精度に関しては低下すると考えるのが自然ですので、その辺りを割り引いて考えて行きましょう。
各教科の考察と自己採点
国語(40分) 自己採点 89点/100点
漢字・語彙:25点、文章題:55点、作文:30点、という構成でした。漢字・語彙に関しては四谷大塚の組分けテストよりやや易という印象です。文章量は、時間が短いとは言え、短めで読みやすい文章でした。小説を読んだ後の、本文と自分の経験を踏まえた作文は300字でした。良い文章を書けていたので、恐れ多くも満点判定にしましたが、いくら文章が良くても細かい表現や原稿用紙の使い方ルールを逸脱している可能性がありますので、もう少し下がるかな、と思っています。
算数(40分) 自己採点 91点/100点
一行問題:20点、一行文章題:20点、割合・数列:20点、平面図形規則:15点、立体図形規則:25点、という構成でした。正直、満点逃しでしたので、悔しい結果です。親の感覚としては、難しい問題で、四谷組分けテストの大問5、6の(2)程度で、(3)クラス=四谷大塚正答率20%未満、という問題はない印象です。ただ、最終問題(立体図形規則)に関しては、適性検査型模試で良くある、太郎さん・花子さんの会話から問題が展開されるので、そこの会話文読み飛ばしや読み落としがあると得点できません。
理・社(各20分) 自己採点 41点・36点/50点
手元に自己採点結果がないので、筆者の記憶のため逆の可能性ありです。各教科20分という事で、ボリュームの少ないテストでした。私立中向けの塾だと進度が早く、5年生9月ではすでに地理を終えて、歴史に入っている塾が多いと思いますが、都立向けだとそこまで進度が早くないので、出題できる内容も限られるのだと思います。
問われている内容は一般的なものが殆どですが、理科では実験内容から考察する問題が適性検査っぽいですね。例:条件を変えた5パターンの実験結果を読み取り、ABCという結果に繋げるにはどの要素・因子を、どのようにしたら良いか、という問題です。個人的にはこれは大人になっても実践的な内容だと考えていますので、好みで良問だと考えています。
社会は比較的一般的な内容で、大問3が食料自給率の問題で、身近な事柄と関連付けて考えられれば特段難しくないものと思いました。
全体考察
enaの適性検査型模試はこれまで何度も受験しており、私立中向けの問題とは異なり、その良さを認識しています。今回は、都立中向け適性検査型模試と、私立中向けの比較的詰込み型の問題、を組み合わせたものでした。冒頭にも記述しましたが、一挙両得には見えますが、二兎追うもの一兎も得ず、と言いますので、判定結果に関しては冷静に受け止め・考察したいと思います。
筆者自身は、適性検査型模試の方がより実践に役立つと考えています。国語の作文、算数の会話文からの問題展開、理科の実験結果からの考察、などなど。ただ、一方で現在早稲田アカデミーで鍛えて貰っている私立中向けの圧倒的な学習量・質も、将来に生きてくると信じています。
野良受験組の私たちには、22日以降の結果配布になると思われます。結果が出ましたら共有したいと思います。四谷大塚系の偏差値60程度の子供が受けるとどのようになるのか参考になれば幸いです。次回の都私立中判定模試は11月2日(土)です。よろしければカレンダーへ追記ください。
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