この記事で分かること
・公開テスト受験の流れと大切なポイント
・公開テスト受験で得られる4つ利点
小3の長男は、この半年(6月からの春シーズン&10月からの秋冬シーズン)で日能研、四谷大塚、enaでテストを6回受験しました。小2までは一切受けてこなかったので、急にアクセルを踏んだ感じですが、ぐずらず一生懸命受験し、成長をしてくれた子供には感謝です。
外部の公開テストを受ける事前準備から、テスト受験のメリット・デメリット、小学校3年生の親目線のサマリーをお伝えします。
公開テスト申込から受験準備
思い立ったら吉日で、Website、電話などとても簡単に申し込めます。
受験料無料のイベントも多いので、是非活用しましょう。
受験は会場で実施するもの、テスト用紙が郵送され自宅受験可のもの、とあります。自宅受験だと順位や偏差値が得られないことが多いので、時間が許すのであれば会場受験をお勧めします。
受験申し込みをしますと、日能研さんや四谷大塚さんでは事前対策講座を開いてくれたりしますので、活用しても良いと思います。講座受講しなくても、Websiteで過去問も閲覧可能ですので、一回は目を通した方が良いでしょう。
受験当日までには、受験スタイル(記述が多いか、マークシートか)、分量などを子供に伝えられると良いかと思います。小学生の高学年を除き、テクニック的なこと(ex. とりあえずマークすれば当たる可能性ある、記号問題はとりあえず“イ”と書け、など)を教える必要はないと私は思います。
そして受験に向かう子供にかけてあげる言葉としては、
『学校のテストより難しいし、時間も足りないと思う。満点取れる問題ではないから心配しないで。折角だからすべての問題に目を通せるといいね』
くらいが良いと思います。公立小学校に通っている子であれば、多くの子が学校のテストでは高得点を取っていると思います。その子が急に難解な問題に直面すると、いつも以上のパフォーマンスが出せない可能性が高いです。受験に向かうお子さんを極力リラックスさせて、安心して向かわせては如何でしょうか。
受験から結果返却まで
受験後の表情はお子さんそれぞれだと思いますが、できたー!と晴れやかな顔をして出てくる子は少ないと思います。“お疲れ様、どうだった?できなくても心配しないで。あとで一緒に振り返ろうね。”など労ってあげてください。自宅に帰ってから振り返り(自己採点)をしますので、帰り道はテスト以外の話題が良いかと思います。
テスト後は振り返り(自己採点)を必ずしましょう。本番のテスト(入試当日)以外は、本番に向けたStep・成長の機会ですので、大切にしましょう。
答案用紙のコピーを持ち帰らせてくれる塾も多いので、振り返りもし易いと思います。テストの解説をweb公開する塾もあります。
テスト結果の返却ですが、Web公開、郵送、対面での手渡し、などテスト・塾によって異なりますので注意してください。
結果の振り返り
結果については、良い結果、悪い結果、予想・期待と異なる結果、色々あるかと思いますが、まずは子供を労って、そのうえで適した言葉をかけてあげてください。場合によっては、結果は伝えない方が良いこともあるかと思います。親からプレッシャーをガンガンかける教育は、子供が委縮してしまいますので、例え結果が悪くても次回に繋がる声のかけ方が良いかと考えています。
公開テストを受験してよかった点・メリット
- 勉強の機会
学校の宿題、塾や通信教育、市販教材などで日頃勉強していると思いますが、自宅での勉強とテストは別物です。公開テストが受けられるのであれば、公開テストをその日の勉強時間に変えて、子供の学び・学習時間に活かしては如何でしょうか。中学受験のプロ集団が作成する良問にチャレンジするとても良い機会です。勿論、満点が約束されているようなテストであれば受験する必要はないと思います。 - 経験の蓄積
テストには様々な形式があり、テストそのものの難易度も異なります。100点続出のテストを受けさせる必要は全くありませんが、テスト経験を重ねることは受験本番に生きると考えています。
また、自宅学習をしているお子さんにとっては、塾がどのような場所なのか、テスト経験の豊富なライバル達はどのような顔をして受けているのか、など見て感じ取ってくれる機会になることかと思います。 - 子供の得意不得意の把握
日常生活から子供の得手不得手はある程度分かると思いますが、テスト結果にはっきりと表れます。長男は図形は得意ですが、数列は苦手です。また、問題文を端折って読むのでケアレスミスが多いです。国語は文章を読むのは早く読解問題は得意ですが、書くことが苦手。日頃から分かっていることですが、テストを通じて得意不得意はより明らかになるので、子供へのアドバイス・改善を促す機会にしましょう。 - 立ち位置の把握
小学校高学年になればここの重要度が増すと思いますが、中学年以下であればそれほど気にする必要はないと思います。テストによって受験者数、難易度、母集団も異なりますので、良い結果でしたら子供を褒める機会にする位で良いと思います。結果が良くても悪くてもプレッシャーを掛けすぎることはやめた方が良いと思います。
受験して良くなかった点・デメリット
子供の気持ち・モチベーションに悪影響がなければ特にないと思います。休日に開催されますので、貴重な休日を、と言う方もいますが、子供とのコミュニケーションの機会にもなりますし、デメリットとは思いません。
注意事項としては、受験するテストが子供のレベルに合っているか(=簡単すぎないか)、テストを詰め込みすぎて子供のモチベーション低下になっていないか、テストを受けることが目的になっていないか(→きちんと振り返りをしているか)、などを気に掛けてください。
まとめ・所感
公開テストは積極的に活用すると良いと思います。ただ、最後に書いていますが、テストを受けることが目的になっては、本来得られる効果・効用が最大化されません。きちんと振り返り・自己採点をして成長に繋げると良いと思います。
私どもは小学校3年生からの公開テスト受験になりましたが、学年によって温度差はあると思います。高学年であれば、テストの母集団に対する立ち位置がより気になるはずで、低学年であれば、そもそも一人できちんとテストに向かって来られるのか?、そんな不安からのスタートだと思います。
ただ、いずれにしてもお子さんの成長の機会に通ずるものですので、“しかも無料で!”実施している際には積極的にチャレンジするのが良いかと思います。
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